55ステップス(55 Steps)@福岡 1回目 [ソンダン通算1000回記念公演]

12月5日と6日は福岡に劇団四季の55ステップスを見に遠征してきました。
5日のマチネとソワレ、6日のマチネと3回。
大阪公演は11回通ったので、通して数えると12回目、13回目、14回目になります。

12月5日 55ステップス 福岡 昼公演 公演回数ボード
12月5日 55ステップス 福岡 昼公演 公演回数ボード

千秋楽決定前は12月6日が一応最後だったので予約したものの結局は延びてしまったわけですが、その後記念公演の特別カーテンコールが発表され結果的には非常にラッキーでした。

3回の感想を別々に書いています。
こちらは1回目の感想。
大阪公演との違いはほとんど1回目に書いています。

2回目と3回目は以下のページとなります。
55ステップス(55 Steps)@福岡 2回目
55ステップス(55 Steps)@福岡 3回目

また、福岡の劇場自体に関する感想は以下のページ。
福岡シティ劇場と買い物

12月1日から6日まで実施された特別カーテンコールの様子は以下のページです。
55ステップス(55 Steps)@福岡 特別カーテンコール

文字数が多すぎるのか上手く表示できないため小分けになってしまいました。閲覧が面倒ですみません。

12月5日 マチネ 55ステップス 福岡 キャストボード
12月5日 マチネ 55ステップス 福岡 キャストボード
今日のキャスト

[pukiwiki]
|~パート|~キャスト|
|ヴォーカルパート|金森 勝|
|~|高井 治|
|~|田中 彰孝|
|~|井上 智恵|
|~|鈴木 ほのか|
|~|木村 花代|
|ダンスパート|金久 烈|
|~|萩原 隆匡|
|~|鎌滝 健太|
|~|斎藤 准一郎|
|~|徳永 義満|
|~|前田 順弘|
|~|新庄 真一|
|~|君島 龍矢|
|~|花島 佑介|
|~|泉 春花|
|~|加藤 久美子|
|~|須田 綾乃|
|~|駅田 郁美|
|~|今 彩乃|
|~|徳江 みさほ|
|~|原田 麦子|
|~|柴田 厚子|
|~|岡村 美南|
|~|小菅 舞|
[/pukiwiki]

今回の席は前から2列目の下手通路横。大阪で見たどの公演よりも良席と言えるかもしれない場所です。兄と姉と私の3人で連番だったのですが、兄と姉はいつも3つの席の中で一番良い席を私に譲ってくれます。ありがとうとか言ってないけど、毎回感謝してます。
そしてこの席に座ったことで、後述する出来事に繋がります。

この12月5日のマチネ(昼)公演は、ソング&ダンスシリーズ通算でちょうど1000回目となった記念の公演です。
12月2日の夜公演は55ステップス単独でも300回目の公演を迎え、その前後数日間となる12月1日から6日まで特別カーテンコールが実施されました。

キャストについて

ヴォーカルパートでは金森さん、高井さん、田中さん、鈴木さんは、話を聴くことはあっても実際には見たことがない方たちでした。そして木村さんは美女と野獣のベルで1度見ただけなのであまり覚えておらず。
高井さんのファントム見たさに3月の名古屋を予約してもらったのですが、予想外に早くお目にかかることとなりました。
ダンスパートのほうは19名のうち1/3くらいは見たことがない方です。舞台を3回見るだけでは覚えきれないとは思っていましたが、やっぱり結局数名の方しか覚えられなかったですね。

また、キャストの変更により、担当パートが変更されている部分があります。これは大阪公演のうちでも一度(またはそれ以上)変更されていたはずなので、出演キャストによって都度微調整が入るということだと思われますが。

変化に気づいていない部分もあると思いますが、わかっているだけメモします。
まずヴォーカルパートを大阪の後半と比較すると、「ようこそ劇場へ」は男性2枠(芝さん)が担当していたパートは1枠(金森さん)、1枠(渡辺さん)が担当していたパートは2枠(高井さん)になっていたと思います。歌うパートだけでなくもちろん衣装ごと入れ替えです。
「最新ニュースのジャヴァ」では1枠(渡辺さん)が担当していたパートは3枠(田中さん)に変更。
「僕の願い」は3枠(李さん)が担当してらっしゃいましたが、今日は1枠(金森さん)。
「トプシー・ターヴィー」は1枠(渡辺さん)がメインヴォーカルでしたが、今日は3枠(田中さん)。
「ゴッド・ヘルプ」もノートルダム曲共通としてカジモドは3枠(李さん)から1枠(金森さん)へ。
「夢を配る」では、最初に登場するのはヴォーカル3枠(李さん)でしたが、今回はダンスパートの加藤久美子さんが担当。

ダンスパートでも大阪公演の後半とは大きく組み替えられている部分がありますので、細かい部分はきっとかなりあると思います。
まず、「愛の物語」(から「勝利ほほえむ」前半まで)のダンス担当男性、「ビー アワ ゲスト」の出だしヴォーカル担当、「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」のバレエ担当男性、この3つは同じダンサーの方(岩崎さん)が担当されていたのですが、岩崎さんは別演目に出演されてため、これが別の方の担当になっているのですが、ひとりの方が3曲とも担当されるのではなく、2つに分割されていました。「愛の物語」からのダンスは徳永さん、「ビー アワ ゲスト」の出だしヴォーカルであるルミエールポジションと「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」のバレエ担当は金久さんです。
また、前述の通り「夢を配る」でヴォーカルパートの方が担当されていた曲の始まり部分はダンスパートの加藤久美子さんになっていますし、ヴァリエーションズは坂田さんが別の演目に出演されているため、こちらも加藤久美子さんが担当されています。加藤久美子さんが大阪公演でも担当されていた「トプシー・ターヴィー」のエスメラルダポジションは変更なく加藤久美子さんの担当なので、加藤さんが大活躍ですかね。
「早く王様になりたい」のレフリーは大阪では斎藤(准)さんが担当されていましたが、今回は萩原さんでした。斎藤(准)さんはギャラリーの中にいらっしゃいました。
「トプシー・ターヴィー」の逆さまピエロは大阪では(消去法で考えると)恐らく岩崎さんだったのではないかと思うのですが、今回は斎藤(准)さんではないかと。斎藤(准)さんが着ていたピンクのワンピース衣装の女装は萩原さんです。メイクも斎藤さんのときよりもコミカルな感じになっていました。
メモリーのときのダンスは高倉さんが別演目に出演されているため、須田さんが担当だったと思います。
ダンスパートはこれ以上の変更はわかりませんでした。

変更を見つけるだけでもかなり楽しかったです。そして、今になってよくよく考えれば、岩崎さんってかなりハードだったんだろうなぁと思います。凄い。

曲ごとの感想

ヴォーカルパートで初めて聴く方が多いので印象もだいぶ違うものがありました。
感想だけでなく、それぞれの曲について私自身の確認と調べたい方のために主な担当キャストを書いています。

オーヴァチュア
久しぶりにミラーボールをガン見。眩しいけどガン見。約3ヶ月ぶりのミラーボールはちょっと懐かしい感じがして、テンションが上がりました。もう条件反射でミラーボール見たらテンションが上がる、とかなってんじゃないだろうか、私。

ようこそ劇場へ
ここでは金森さんから始まり、田中さん、高井さんと繋がります。
金森さんの声は思っていたよりちょっと高めだった。少しだけ李さんの声を思い出させるようなところがあったように思います。田中さんは思っていたより低めだった。もっとお坊ちゃま?っぽい感じの声かと思いきや意外とガッチリした感じの硬さを感じる声。枠によってイメージが出来上がっちゃっていたのかもしれません。
そして高井さんは思ってた通りの声。同じような雰囲気の声を持った声優さんの声は何度か聴く機会がありましたが、やっぱり場所が劇場ということもあるし、舞台俳優さんということもあってか、広がりがあって耳にしっかりと入ってくる感じがしました。
後ろのバレエダンサーには徳永さんがいらっしゃいました。あと今さんと泉さんも。他の3名の方はわからなかった…

アプローズ
黒いTシャツの人は鎌滝さん。
あと、大きなことじゃないけど、駅田さんが髪切って色も変えていらっしゃいました。いつも綺麗だなぁと思ってた黒いサラサラのストレートロングは肩より少し長めくらいになっていました。あの髪が結構駅田さんを見つけるポイントみたいに思ってしまっていたところがあるので、今回は駅田さんを見つけるのが難しかった…
大好きなアプローズが始まり、井上さんが登場。自分でもびっくりするくらい嬉しかった。また見られたことが。相変わらず素敵でした。
続いて木村さん。今井さんのアプローズがとても好きだったのですが、木村さんは木村さんでとても聴きやすくて綺麗な歌声の方だと思いました。
さらに鈴木さんが登場。あとになって思ったことですが、早水さんは空気が揺れるようなクラシックを感じる歌声で、鈴木さんは空気が弾けるようなロックを感じる歌声が多いような気がしました。もちろん演目によってどちらも雰囲気は変えていらっしゃいますが、基本的には似ているようでいて結構遠い感じの印象です。鈴木さんのラストの部分も、「チャキッ!」って音がしそうなくらい軽快なアクションで、早水さんのときのどこか余韻を残すかのようなアクションとは全く違う印象です。
ダンスパートの方たちもいつもと同様非常にカッコよく、もうテンションがヤバかったです。
ここまでで既に涙が臨界だったし。

愛の物語
ヴォーカルは鈴木さん。ダンスは徳永さんと今さん(だと思う)。
鈴木さんの歌声がなんだか力強かったように思います。
徳永さんは、今まで思っていたよりもずっと細くしなやかな動きをする人でもあるのだと感じました。リフトが大変そう。バランスを崩したら今さんが怪我しちゃうだろうけどそのバランス自体が難しそうで。

勝利ほほえむ
ヴォーカルは田中さん。李さんのときはなんというかちょっと甘くしなやかな感じがしましたが、田中さんのときは力強く硬い感じ。ステップ自体もちょっと硬かったような。でも田中さんの声は結構好きな声で、一度他の曲も聴いてみたいと思わせるものでした。動きは基本的には同じなのですが、細かい部分で李さんとは少し違い、目線や顔の向きが違いました。

星のさだめ
男性は金森さん、女性は井上さん。
金森さんの声は少し甘く、歌い方は阿久津さんとも渡辺さんとも全く違い、途切れるというか、語るような感じの印象を受けました。間奏の部分では、アイーダである井上さんを見つめる視線や仕草がとても切なくて甘かったように思います。井上さんの頬に手を当てようとするところが印象的です。
最後のキラキラ砂とボテ回収は金久さんです。

シャドーランド
ヴォーカルは木村さん。
今井さんのシャドーランドは凛々しく決意に溢れるような雰囲気でしたが、木村さんがシャドーランドを担当するともう少し弱いナラというか、どことなく繊細な感じがします。スタイルも細く、力強さというものを直接感じることはありませんでしたが、表情と呼吸でたくさん表現しておられた気がします。

早く王様になりたい
メインのヴォーカルは前田さん。前田さんのセコンド役は鎌滝さん。
チャンピオンは徳永さんでそのセコンドは金久さん。レフリーは萩原さん。ラウンドガールはどなたか確信が持てないままですがやはりとても綺麗でセクシー。
大阪でレフリーを担当されていた斎藤(准)さんはギャラリー。木村さん以外のヴォーカルパートの方もギャラリーの中です。
あーしまった!このときの高井さんを観察するのを忘れていた(笑)

最新ニュースのジャヴァ
登場するのは田中さん、鈴木さん、高井さんの順。
ステップしているときは何故か常に田中さんと鈴木さんの間より鈴木さんと高井さんの間のほうが広くてもやっとしました(笑)
それにしても高井さんいいなぁ。

僕の願い
金森さん。
大きな動きは大阪での李さんと同じですが表情の作り方や仕草がかなり違います。李さんのほうが少し前向きというかなんというか…金森さんのカジモドは特に切実な気持ちを強く感じるのかな。
どちらが良いとかいう問題ではないのですが、「なんて素晴らしい生き方だ」のところあたりの表情の作り方は特に違いを感じます。李さんは他の人々の生活に感動して思わず笑顔さえ混じってしまうという感じですが、金森さんは他の人々の生活に驚き自分の立場を切実に変えたいと思っているような、そんな印象の違いでした。

トプシー・ターヴィー
メインのヴォーカルは田中さん。仮面をつけてバトンを持っているのが泉さん。赤い髪の女装が金久さん、ガウンのような上にエメラルドグリーンっぽいスカートの女装が徳永さん、頭に大きなヘアバンド?のようなものをつけているのが鎌滝さん、ピンクのワンピースにカチューシャが萩原さん。逆さまピエロは斎藤(准)さんで後ろのトランポリンで跳んでいるのは前田さん。途中から登場する赤いドレスのエスメラルダは加藤久美子さん。
ほとんど男性しか書いていないのは、女性のダンスパートの皆さんは変装が激しすぎて全然誰かわからないから(笑)カツラはつけるはヒゲはつけるはで、マスクをつけてる人もいるし体型ですら衣装で変化してるしで、もう全然わからない。悔しいなぁ。まだまだ私の精進が足りませぬ。
今回は福岡公演ということで、出だしの田中さんのセリフは「なんばしょっとー!はじめるばーい!」って感じだった!博多弁がわかっていないのでうろ覚えだけど。
大阪公演では私は2回しか大阪バージョンを見たことがないので、毎回博多弁なのかなぁと思い、ちょっと羨ましかったです。ちなみに普段は「さぁみんなー!はじまるよー!」だったか「みんなー!はじめるよー!」って感じで、大阪バージョンは「みんなー!はじまるでー!」とか「みんなー!ほないくでー!」とか。
ヴォーカルの田中さんは、渡辺さんと同じくらい硬かった気がします。真面目というかなんというか。一番おもしろいのはたぶん阿久津さんか芝さんではないかと。阿久津さんがトプシーをするときの表情や動きは本当に凄いです。数回しか見たことがないはずだけど凄く印象的だったし。芝さんのトプシーは見たことがないけど、想像するだけでおもしろそう(笑)
田中さんももっと弾けちゃっていいと思うの!

ゴッド・ヘルプ
ヴォーカルは井上さん。カジモドポジションは「僕の願い」に引き続いて金森さん。
このときもまた金森さんの演技が李さんと全然違う!このときはどちらも切ないのだけど、李さんより金森さんのほうが心を閉ざしているというか恐れを感じているというか…そんなカジモドであるような感じがしました。

チム・チム・チェリー
高井さん。いやぁ、やっぱり凄い声だった。強いし印象的なんだけど柔らかい部分もあります。
今回、煙突掃除の道具が絡まっちゃってちょっと焦っているであろう高井さんを見てしまいました(笑)
全体的な動きとしては、芝さんのときは自転車が来るともの凄いビックリするし「ウィー!」とか言うし、クルクル回してお腹に当てて「ウゴッ!」ってなって笑ってから足の下で回すし、最後引っ張るときも足の間を通して「イェイ!」で終わるしで本当に派手というかコミカルな演出が上手いのだなぁ…と、高井さんを見て実感(笑)
高井さんは自転車もちょっと驚くだけという感じだし、「ウィー!」とか言わないし、クルクルもお腹に当てないまま足の下で回すし、最後引っ張るときもジャンプしながら自分の前を通すだけだしでかなりあっさりめなバートという感じです。
かなり年上の人を捕まえて言うのも失礼かと思いますが、もう高井さん可愛すぎる(笑)

夢があるから
木村さん。とても綺麗な声で優しく透明感がありました。表情が豊かで体や呼吸全体を使って歌っているような印象です。
久しぶりに聴いたけど改めて良い曲だなぁと思いました。英語バージョンは英語バージョンで良いけど、日本語訳になると英語よりもさらに色々な意味が見えてくるからかも。

手をすり抜けて
鈴木さんと木村さん。早水さんと今井さんのふたりは暖かくて柔らかいけど強さを感じる親子という印象だったのですが、鈴木さんと木村さんは爽やかで元気で前向きさを感じる親子という印象。

ドレミの歌
メインヴォーカルは井上さん。低いドは泉さん、高いドは須田さんだと思います。高いレを持って後で出てくるのは高井さん。途中、後ろでシンバルや太鼓を叩いているのは、向かって左から萩原さん、田中さん、鎌滝さん、斎藤(准)さん。

いつも観客の中から8人が舞台に上がって参加するという55ステップスの中でも特殊な曲ですが、なんとなんとこの私も55ステップス12回目にしてついに舞台に上げていただきました!しかも記念すべきソンダン通算1000回記念公演というちょっと嬉しいオマケ?付き。
最初のほうに書いた席がたまたまナイスだったわけです。
55ステップスを見たことがある方はご存知かもしれませんが、この観客を選ぶのは「センターブロック最前列にいる観客の中から8人」のときと、「サイドブロックの前から4列目(通路横に限る)までくらいを含めたややバラけた範囲から8人」のパターンがあります。今回は後者だったわけです。これが前者であれば、私はサイドブロックだったので選ばれるはずもなかったので、運も良かったのでしょう。
今回一緒に見ていた姉は、前に大阪公演でドレミデビューをしており、そのとき高いドだったので高いレを持ってくる芝さんと仲良しこよしで、それが羨ましくて後からキィキィ文句を言いながら羨望の眼差しと悔しさをぶつけてやったわけですが、今回は私が一番通路側の席に座らせてもらっていたので、舞台から降りてきた泉さんとバッチリ目が合ったのです。そしてバッチリ選んでいただきました!もしかしたら選んで欲しそうな顔してたのかも(笑)
ちなみに、近くで見た泉さんがめちゃめちゃ可愛かった。
ドが結構忙しくてドキドキしましたが、概ね大丈夫だったはず…
いつもドレミのときは、舞台に上がった観客の方が失敗しようがどうしようが、とても楽しいし和むしで、暖かい気持ちで見ているので、「他の人もそんな気持ちだと嬉しいなぁ」とか、「舞台上から客席見てもほとんどわからないし、最前列以外は『あ、目が合った!』って思うのは絶対気のせいだなぁ」とか、意外と色々考えていた舞台上(笑)
そして曲の終盤で観客8名は舞台から降りるのですが、そのとき舞台から降りるのは階段があるため、ダンスパートのボール隊をしていた方がエスコートしてくださいます。姉のときは、私が好きな岩崎さんがエスコートで、それも散々キィキィと文句のような悔しさをぶつけてやりましたが、今回私のエスコートは金久さんがしてくださいました!岩崎さんと同じくらい好きな金久さんにエスコートしていただいて一瞬でテンションがMAXを超えました。金久さんの手が凄くでっかくてビックリしつつ、チラッと金久さんと目を合わせてしまいました。
金久さんは身長が高く手足も長いのでとても目立つし、ダンスも素敵でいつも目が奪われるばかりです。本当に凄いなぁと思いながらついつい目で追ってしまう、そんな金久さんのエスコートなんて本当に幸せでした。うわ、なんかミーハー発言だ。
でも「キャーかっこいい、素敵!」とかそういう感情ではなく、尊敬する憧れの人って感じです。
このマチネ公演が終わって少ししてから、ふと「これは『わたし、しばらく手を洗わないもん!』とかいうアレか!」と思ったけど、その時点でとっくに手を洗ってた、っていう。しかも手を洗わないとかどう考えても色んな意味で無理。
とにかく、今日の公演、特にドレミのことはずっと忘れないでいられると思います。

パート・オブ・ユア・ワールド
木村さん。歌声と動き・呼吸・表情、それらすべてを駆使して表現していると感じました。とても華奢な方でエメラルドグリーンのドレスが似合っていました。今井さんと比較すると、希望とか未来への期待などそういう部分よりも、見た目が可愛くてふんわりしているアリエルを思わせる部分が印象的でした。

ビー アワ ゲスト
ルミエールのポジションとして出だしの歌とステップを担当するのは金久さん。
金久さんは長身なので列の構成としては後ろのほうになり、幕が上がってからステッキを受け取り早足で最後列まで移動するのが大変そうでした。
高倉さんがいた位置は原田さんがいた気がします。自信ないですが。
ダンス自体は大阪と特に変化ないように思いますが、最後にルミポジの方が袖にはけていく時に戻ってきて「ビーアワゲスト!」と言うのですがそのときの発音が大阪とは違ってもの凄い違和感でした(笑)
大阪と違うというより岩崎さんと金久さんで違うということなのかもしれません。
文章で表現するのは難しいですが、岩崎さんは「ビー↑アワ↑ゲ↑スト↓」って感じですが、金久さんは「ビー↑アワ↓ゲ↑スト↓」と一度下がる感じです。

ここから二幕。

夢を配る
最初に登場してメインヴォーカル部分を担当するのは加藤久美子さん。「華やかな」のセリフ部分は金森さん。その後のセリフ部分は高井さん。ダンサーの中には木村さんもいらした気がします。

夢をつづけて
井上さん。訛りをまじえて歌い上げられます。明るい感じではないですが、しっとりと聴ける曲です。

見果てぬ夢
高井さん。こちらも訛りをまじえて歌われます。夢をつづけてから引き続いてじっくりと聴くと良いと思います。
高井さんの声が素敵でした。

アレキサンダーズ・ラグタイムバンド
これはヴォーカルはなくダンスパートの皆さんの動きをじっくりと堪能できます。
途中のバク宙などアクロバットな動きは前田さん。スーツで3人の男性が踊るときのダンサーは鎌滝さん、金久さん、徳永さん。女性をクルクルしてリフトするのは萩原さんともうひとりはたぶん、君島さん。でも君島さんのほうは自信がないです。
ダンスパートの皆さんがとても格好良くてテンションの上がる1曲です。

名も知らぬ人
男性のほうは田中さん、女性のほうは木村さん。
田中さんの歌声は思っていたより低めなので、今までのこの曲のイメージより男性らしい雰囲気がしました。
木村さんは歌声も見た目も曲の雰囲気に合っていて良かったです。切ない純愛とかそういう位置取りではかなりハマリそうな印象でした。

二つの祖国
鈴木さん。早水さんより少しハスキーな感じの声だと思いました。

炎の祈り
上手側に高井さん、下手側には田中さん。
稲を持っている中に前田さんがいらっしゃいます。
本物でないとは言え、頭にあれだけのものを乗せて移動するのはやはり大変そう。顔だけ正面に向けたまま視線だけで足元を見ている方がほとんどだと思いますが、私が見た感じだと泉さんの視線が比較的前を向いていた気がします。バランス感覚が良いのかしら。
稲隊の中にいなかった男性ダンスパートの方々はほとんど仮面の槍隊だと思います。あの仮面は視界がだいぶ狭いそうなので、あの動きも結構な稽古の賜物だと思います。

バリ舞踊
上手側に高井さんと井上さんがいらしたと思います。下手側には田中さんがいらっしゃるのがわかりました。
ガムランはいつ見ても手元が忙しく大変そうだと思います。
メインのピンク色の衣装で踊る女性の髪(エクステだと思います)が大阪より短かくて少し乱れていた気がします。

祖国
金森さん。じっくりしっとりと聴かせる曲ですが、金森さんは伸ばさず切る感じになる部分が比較的多く、どちらかと言うと語っているというような印象でした。

ピラトの夢
高井さん。声の良さに歌い方が加わりとても良かったと思います。芝さんはストレートな感じがしていましたが、高井さんは強弱が印象的でした。

ラム・タム・タガー ~つっぱり猫
メインヴォーカルは田中さん。途中で「コイツはつっぱり~」と歌うのが駅田さん。
田中さんは、李さんよりも動きが硬く直接的な感じがしました。李さんの場合は、声をあまり出すことなく、アクションで表現することが多かったのですが、田中さんは「あれっ」とか「えっ」とか、声で表現していました。解りやすいと言えば解りやすいかも。
セクシーさでは李さんのほうが印象的なのですが、田中さんのタガーも嫌いじゃないです。もう少しアクションを大きくされてメス猫たちを虜にするような色気があると更に素敵だと思いました。田中さんは他の演目でも一度見てみたいです。
ダンサーの皆さんもとてもセクシーなダンスを披露してくださるのですが、今回は少しばらつきがあったような気がしました。

メモリー
メインは鈴木さん。ダンスは須田さんでシラバブポジションは木村さん。
鈴木さんは早水さんと違う衣装だった。鈴木さん、早水さん、どちらのメモリーも好きですが、早水さんのメモリーはやはり印象的・叙情的な気がしました。
シラバブポジの木村さんが凄く良かったと思います。繊細とは少し違うけれど、なんというか「無垢な子猫」というものを表現するときにはピッタリという印象でした。
須田さんのダンスも良かったです。高倉さんのダンスのときはしなやかで美しい感じでしたが、須田さんの場合は必死に強がっているような感じを受けました。

ミュージック・オブ・ザ・ナイト
ヴォーカルは高井さん。ダンスは女性がたぶん今さん。男性は金久さんです。
とうとうファントムタイムです。高井さんのファントムの評判はかねがね聞いていましたので楽しみでした。聴いてみると、高井さんのファントムには緩やかな流れがあるように思いました。芝さんは常にMAXという感じがしていたのですが、高井さんは頑張りすぎないけどちゃんと伝わるような感じで、強弱というかメリハリみたいなものを感じました。実際にファントム役をされているときはまた別だったりするのかもしれませんが、とても好きな歌い方でした。
3月に行く名古屋が楽しみになりましたが、その頃のファントムは誰かな(笑)
金久さんのいかにもなバレエは初めて見た気がします。長身なので今さんとの差が大きくてリフトしてから降ろすのが大変そう。姿勢は崩せないのだろうし。バレエの中では、男性は自身の姿勢や動きはもちろん、相手の女性を美しく見せるように動くとどこかで聞いた気がするのですが、本当に大変そうです。今さんを支えて回るところは少し不安定な感じがしました。もの凄い筋力が必要なのでしょうね。

飛躍に向かって
ヴォーカルは金森さん。ダンサーの男性たちが格好良い大好きな曲です。
金森さんのステップがなんかおぼつかなかった感じがしました。他のアクションは格好良かったし、歌も良かったです。
ダンサーの男性たちはいつも通り素敵でした。金久さんと徳永さんについ目を奪われます。

ブエノスアイレス
ヴォーカルは井上さん。ここでもダンサーの男性たちが素敵すぎてテンションが上がります。
来年からまたエビータが始まるからということはないでしょうけど、大阪のときよりも井上さんに気合が入っていたような印象です。セクシーで欲望に素直で男を惹きつける感じがとても好きです。ダンスのときも男性の頬に手を添えるときはいつもこっちがドキドキしてしまいます。

スターライト・エクスプレス
田中さんと高井さん。二人とも比較的低いところが強調される感じなのでちょっと喧嘩しちゃってるかも?でもどちらも素敵だったと思います。田中さんの動きや表情は李さんの雰囲気とは少し違い、やはり解りやすい感じがしました。
高井さんの声も本当に素敵でした。

ヴァリエーションズ
メインの女性ダンサーは加藤久美子さん。その後しばらくしてから2人男性が出てきますがそれは金久さんと徳永さん。
途中舞台上で加藤さんを指で追うのは斎藤(准)さん。
加藤さんの前半のダンスが大阪のときとは全く違う気がしたのですが、もう記憶が薄れてきていて自信もないし気のせいかもしれません。

スーパースター
メインヴォーカルは金森さん。
ヴァリエーションズからの流れをそのままに幕を上げるところは凄く素敵な演出だと思います。
スーパースターは歌う人によって随分と個性が出るように思います。阿久津さんはまろやかというか角がないような感じで耳に馴染む感じがしますし、渡辺さんは硬い感じの印象でかなりシャウトになります。金森さんはその中間っぽい印象ですが、ロックっぽい感じがしました。最後の「ジーーーーーーーザス!」のときのアクションも人によって異なるのですがそのアクションは渡辺さんのが一番格好良いと思います。
この曲はダンスもとても素敵です。「大見得切ったか本心なのか」の部分は、見得を切るような動作のあとに胸に手を当てるという納得の振り付けでしたがそれには今回初めて気付きました。

カーテンコール

アイ・ガット・リズム
最初に出てくるのが女性になっていて驚きました。たぶん駅田さんじゃないかと思うのですが自信はあまりないです…
その次の青いつなぎが斎藤さんで、3人目のオレンジのつなぎが萩原さんです。高倉さんが着ていたチョコ色のつなぎは福岡では原田さんが来ていると思います。
タップもとても楽しいけどやっぱり幕が上がってからの楽しさは格別です。田中さんはシンバルだった気が。井上さんは中くらいの太鼓だったかな?高井さんは小さい太鼓だったかも。一番大きな太鼓は金久さんで、5つくらい連なった太鼓は鎌滝さんです。バトンは泉さんでフラッグ隊の中に鈴木さんがいらっしゃいます。徳永さんもフラッグだったかな?
客席からの手拍子も相まってとても楽しい曲となりました。
鎌滝さんの笑顔がもの凄いですよ!一度見たら忘れられないような楽しそうな表情で、見ているこっちも笑ってしまって笑顔がこぼれます(笑)
大阪の千秋楽でのシンバル事件(笑)があって以来、また何か起こるんじゃないかと思ってしまい、全体を観てしまいます(笑)

恋のウォータールー
この時はもう見るのに忙しくて結構大変なのですが、皆さんとても楽しそうで可愛いのです。

魔法使いと私
最初に井上さんが登場し、次は鈴木さん、そして木村さんが登場です。
オリジナルであるウィキッドのときとは歌詞が異なり多少編集されているような形です。確か、緑色とかは出てこなかったような。前向きな部分だけを取り出しているような感じです。最後も「私の夢」じゃなくて「みんなの夢」ですね。
そして幕が上がり皆さんが登場。
この曲を聴くと何故かいつも泣きそうになってしまいます。今回もやっぱり。終わりだから寂しいという条件反射なのかな(笑)

この後の特別カーテンコールについては別ページですのでよろしければそちらもどうぞ♪
55ステップス(55 Steps)@福岡 特別カーテンコール

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