作品としての概要 | 『ノートルダムの鐘』

概要

まず、劇団四季が上演している『ノートルダムの鐘』はディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作を担当したミュージカル『The Hunchback of Notre Dame』の日本版です。このミュージカルは1999年からドイツで初演され、その後、使用曲や脚本家を変更して2014年からアメリカで上演されました。

このミュージカルの基となっているのが、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作した1996年公開の同名のアニメーション映画『The Hunchback of Notre Dame』(日本語版タイトル:『ノートルダムの鐘』)です。日本語版の英訳タイトルや国内向け英語版CDのタイトルなどは『The Bells of Notre Dame』となっています。このアニメーション映画の日本語吹き替えは、当時の劇団四季の俳優たちが担当しています。

さらに、ミュージカルとしてはディズニー作品ではない「ノートルダム・ド・パリ」(Notre-Dame de Paris)という作品もあります。こちらは原作と同じフランス発の作品で、楽曲の中では『Le Temps Des Cathédrales』が特に有名で素晴らしい曲です。
また、上記以外にも何度も映画の題材として扱われています。

そして、これらミュージカル、アニメーション映画、映画の基となっているのが、フランスの小説家、詩人であるヴィクトル・ユゴーにより書かれ1831年に出版された『Notre-Dame de Paris』(『ノートルダム・ド・パリ』)(英語:『The Hunchback of Notre-Dame』)という作品です。(フランス語の原題から英語に翻訳された際にタイトルが変更されました。)

このサイトでは原作およびディズニー製作の作品について記載しています。

原作とアニメーション映画、(ディズニー製作版の)ミュージカルではそれぞれ異なる部分があります。
原作とミュージカルはシナリオの結末部分はほぼ同じですが、原作に登場する人物がミュージカルでは一部登場しません。アニメーションは原作には登場しなかったキャラクターが登場しますが、原作で登場する人物は一部登場せず、シナリオの結末も異なります。また、アニメーションで登場したキャラクターの一部はミュージカルでは登場しません。

音楽としては、アニメーション映画の作曲を担当したアラン・メンケンの音楽がミュージカルでも使用されていますが、アニメーションとのシナリオの違いなどから、一部使用されていない曲もあります。

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