アニメーション映画版CD 収録内容 | 『ノートルダムの鐘』

アニメーション映画版CDについて

正しいCDのタイトルは、日本語版は『ノートルダムの鐘 オリジナル・サウンドトラック 日本語版』、日本国内向けの英語版は『ノートルダムの鐘 オリジナル・サウンドトラック』(英字タイトルは「The Bells of Notre Dame」)、英語版は『The Hunchback of Notre Dame』のようです。(Amazonなど通販サイトでは表記が少し違う場合があります。)
英語と日本語以外の他の言語でも発売されていますが、ここでは上記の3枚について記載します。

英語版、日本語版、国内向け英語版の違い

ジャケットで判別できます。英語版は『The Hunchback Of Notre Dame』ですが、日本語化された際に放送コードの都合によりタイトルが『ノートルダムの鐘』となり、ジャケットデザインも変更されました。このジャケットデザインには北米版のポスターのイラストが採用されています。日本国内向けの英語版は通常の英語版と同じジャケットデザインでタイトル部分が「The Bells Of Notre Dame」となっています。

タイトルとジャケット以外の違いは以下の通りです。

英語版『The Hunchback of Notre Dame』
収録されているのは英語(とラテン語)です。英語歌詞カードあり。
歌詞の中にラテン語部分が出てくる場合は、(全てではないかもしれませんが)ラテン語の英訳が記載されています。歌がない曲(Score Only)の場合は歌詞カードには記載されていませんが、クワイヤの歌唱がある曲(Score With Choir)は記載されています。
All-4-Oneが歌うエンディング曲の「Someday」とBette Midlerが歌う「God Help the Outcasts」が収録されています。
歌詞カードにはライナーノーツなどはなく割とシンプルなものなのでブックレットというより本当に歌詞カードですが、最後のページに謎のProof Of Purchase(購入証明カード?)が何故か3枚つづりでついています…キャンペーンの名残?
日本語版『ノートルダムの鐘』
収録されているのは日本語(とラテン語)で、歌は収録当時の劇団四季の俳優たちが担当。各曲名も日本語版のものです。日本語歌詞あり。ラテン語部分の訳はありません。
英語版と同様にAll-4-Oneが歌うエンディング曲「Someday」とBette Midlerが歌う「God Help the Outcasts」が収録されており、英語歌詞とそれに対する訳が記載されています。(英語歌詞の対訳であり、日本語歌詞ではありません。)
日本国内向け英語版『The Bells of Notre Dame』
収録されているのは英語(とラテン語)です。曲名は英語版と日本語版のそれぞれのタイトルが記載されています。英語版で記載されている歌詞全てと、それら全てに対する日本語対訳(日本語歌詞ではありません。)が記載されています。
このCDでも英語版や日本語版と同様にAll-4-Oneが歌うエンディングテーマ「Someday」とBette Midlerが歌う「God Help the Outcasts」が収録されており、英語歌詞とそれに対する訳が記載されています。
Bette Midlerが歌う「God Help the Outcasts」の対訳に「私は会社の はみ出し者」という部分があって、そこだけ妙に生々しく思えてちょっと怖いです。日本語版の同じ曲の対訳では「私は社会の はみ出し者」となっており、これはエスメラルダが劇中で歌うバージョンの対訳と同じなので、Bette Midlerバージョンの対訳のほうは誤植なのかもしれません。かなりピンポイントな上に絶対にあり得ないとも言い切れない訳なので誤植なのかどうかよくわかりませんが。
ただ、Bette Midlerが歌うバージョンでは宗教的なイメージを減らすよう歌詞の加筆や修正がされているようなので、あえてそうされていると言われればそんな気もしてきます。
歌詞中のラテン語部分も対訳があるので、ミュージカル版にしかない部分でなければこの対訳でラテン語部分の意味がわかります。

英語版サウンド・トラック『The Hunchback of Notre Dame』

発売日:1996年5月28日

収録曲
  1. The Bells of Notre Dame
  2. Out There
  3. Topsy Turvy
  4. Humiliation
  5. God Help the Outcasts
  6. The Bell Tower
  7. Heaven’s Light/Hellfire
  8. A Guy Like You
  9. Paris Burning
  10. The Court of Miracles
  11. Sanctuary!
  12. And He Shall Smite the Wicked
  13. Into the Sunlight
  14. The Bells of Notre Dame (Reprise)
  15. Someday Performed by All-4-One
  16. God Help the Outcasts Performed by Bette Midler
英語版CDキャスト

Quasimodo(カジモド):Tom Hulce
Esmeralda(エスメラルダ):Heidi Mollenhauer
Judge Claude Frollo(クロード・フロロー):Tony Jay
Captain Phoebus(フィーバス):Kevin Kline
Clopin(クロパン):Paul Kandel
Victor(ヴィクトル):Charles Kimbrough
Hugo(ユーゴ):Jason Alexander
Laverne(ラヴァーン):Mary Wickes/Mary Stout
the Archdeacon(司祭):David Ogden Stiers

Laverne(ラヴァーン)役のMary Wickes(1910~1995)はこの作品が遺作となり、その死後にCDが発売されました。まだ収録されていなかった会話部分は声がそっくりだったJane Withersに引き継がれたとのことなので、その関係から歌唱部分もMary WickesとMary Stoutが担当し二人の名前が歌詞カードに記載されているのかもしれませんが、詳細な経緯などは不明です。Mary Stoutの名前はAdditional Voicesにも含まれています。

日本語版サウンド・トラック『ノートルダムの鐘 オリジナル・サウンドトラック 日本語版』

発売日:2000年10月12日
日本語訳詞:浅利慶太
対訳:松浦美奈(「サムディ」・「ゴッドヘルプ」)

収録曲
  1. ノートルダムの鐘
  2. 僕の願い
  3. トプシー・ターヴィー
  4. フェスティバルでの出来事
  5. ゴッド・ヘルプ
  6. ベル・タワーへようこそ
  7. 天使が僕に/罪の炎
  8. ガイ・ライク・ユー
  9. 災い
  10. 奇跡の法廷
  11. サンクチュアリ!
  12. フロローの最期
  13. 輝きの中へ
  14. ノートルダムの鐘 (リプライズ)
  15. サムディ/オール・フォー・ワン
  16. ゴッド・ヘルプ/ベット・ミドラー
日本語版CDキャスト

カジモド:石丸幹二
エスメラルダ:保坂知寿
クロード・フロロー:日下武史
クロード・フロロー(歌):村俊英
フィーバス:芥川英司
クロパン:光枝明彦
ユーゴ:治田敦
ヴィクトル:今井清隆
ラヴァーン:末次美沙緒
司祭:松宮五郎
司祭(歌):佐川守正

国内向け英語版サウンド・トラック『ノートルダムの鐘 オリジナル・サウンドトラック』

英字タイトルは「The Bells of Notre Dame」です。

収録内容と収録キャストは英語版と同じです。
曲名には日本語版の曲名が併記されています。