ウィキッド@大阪 3回目

2月19日 ウィキッド 大阪公演。
何故かもう何回も観てるような気がしてたけどまだ3回目だった。なんだろうこの錯覚。たまたま新しいフィエロのデビューだった模様。

以下キャスト・感想。

2月19日 ウィキッド 大阪 キャストボード
2月19日 ウィキッド 大阪 キャストボード

ちょっと予想外に仕事が立て込んでしまって感想をまとめるのが遅くなってしまった!しかもあっさりめにしか書けていない。

今日のキャスト

[pukiwiki]
|~役名・パート|~キャスト|
|グリンダ|沼尾 みゆき|
|エルファバ|江畑 晶慧|
|ネッサローズ|山本 貴永|
|マダム・モリブル|中野 今日子|
|フィエロ|岡田 亮輔|
|ボック|伊藤 綾祐|
|ディラモンド教授|雲田 隆弘|
|オズの魔法使い|松下 武史|
|男性アンサンブル|賀山 祐介|
|~|三宅 克典|
|~|成田 蔵人|
|~|花沢 翼|
|~|須永 友裕|
|~|山田 真吾|
|~|町田 兼一|
|~|松尾 篤|
|~|清原 卓海|
|女性アンサンブル|石野 寛子|
|~|孫田 智恵|
|~|小野 さや香|
|~|増山 美保|
|~|間尾 茜|
|~|花田 菜美子|
|~|小澤 真琴|
|~|織田 なつ美|
|~|西浦 歌織|
[/pukiwiki]

次回のウィキッド観劇は3月の予定だったけれどチケットを譲っていただけたので行ってきました。

今日は、周りはスーツのおじ様が多くて、学校関係者の下見なのかなぁと思いつつ。
でも今日は周りはあまり反応がなかったような気が。終盤も誰も泣いてないのに私ひとりで泣いててちょっと恥ずかしかった。
姉と一緒に行って私だけ泣いてるとかしょっちゅうだからもうどっちでもいいけど(笑)

今回は沼尾さんをしっかり見たいなぁと思いながら向かっていたわけですが…
キャストボードを見たときは全然気付いてなかったけど、キャスト表(紙のほう)を見て、フィエロが存じ上げない方だったのでびっくりした!てっきり北澤さんだと…
後で聴いたらマンマ・ミーア!でスカイなどをしてらした客演の方だそうで、今日がフィエロデビューだったとか。
背が高くてそれなりにガッチリした感じの男前なフィエロだったと思います。
でもメイクがなんだか気になったかも。ちょっともっさり?
声はもっと出せそうな感じがしたし、ちっさな笑いが起こるようなところ(演説のときとか、ターザンスタイルで登場するときとか)もあっさりめだった気がするので、是非ともシングルになってしばらく続けていただきたい。そして今よりも慣れたであろう頃にもう一度じっくり観てみたい。

ほとんどグリンダ様と新しいフィエロを凝視していたので周りはあまり見えていなかったかも。
でもアンサンブルの男性に男前な人がいた(笑) 名前はわからないけど。
女性アンサンブルは相変わらずさっぱりわからない。
もうちょっと人の顔を見分けられると嬉しいんだけどどうも苦手みたい。ぼちぼちがんばる方向で。

グッド・ニューズ (No One Mourns The Wicked)
沼尾さんの表情を中心に観てみたけど、序盤は背景を中心に。エルファバの影が崩れてしまうところで早くも泣きそうになった(笑)
ウィキッドを初めて観たその後から(つまり前回から)は、グッド・ニューズの序盤と終盤で泣きそうになる。「誰にも愛されぬまま」のところ。
沼尾さんだからってわけじゃないとは思う。たぶん。

シズ大学 (Dear Old Shiz)
普通にこの曲のコーラスが好き。あとグリンダの登場の仕方も。
関係ないけど、シズってエメラルドシティの少し北にあるんですね。

この辺りで既にスルーされがちなボックが切ない。

魔法使いと私 (The Wizard And I)
歌い方は今までとちょっと違う感じがした。一緒かもしれないけど。
この曲のときの表情が結構好き。二幕に入ってからのほうがもっと好きだけど、やっぱりここは希望があって良い。
やっぱり「できるわ かなら」の部分の虹の彼方にのやつはなんとなくしかわからない…
まぁ私は音痴だから仕方ないか(笑)

大嫌い! (What Is This Feeling?)
原曲よりも直接的なタイトルにしてある感じ。
この曲のときの「エルファバひとり」と「グリンダと他の生徒たち」の動きを大きく見るとすごく面白かった。立場的なものも反映されてる感じがして。
最後のエルファバとグリンダが面白い。

言葉奪われる (Something Bad)
この曲の前の授業はエルファバとグリンダが思いっきり対立していて挑発的で観甲斐?がある。
返却されたレポートをエルファバに渡すボックの表情とかも。エルファバに最後に渡すのは「嫌な事は後に回す(言い辛いことは言わずに後回しにしてしまう)」っていうボックの性格だったり?
ディラモンド先生に対する態度とか、この辺りからマダム・モリブルが邪悪な香りを出し始めてる。まぁこの人は最初からだけど。

人生を踊り明かせ (Dancing Through Life)
曲の前の轢かれそうになってマジギレするエルファバと軽いノリのフィエロが対照的で笑える。
今日のフィエロは歌もダンスも普通だった気がする。目や耳の肥えた人だとどう思うのかはわからない。ただもうちょっと高くて張りがあると更に素敵かなぁとは思った。
この曲はエルファバとグリンダだけでなくフィエロもボックもネッサもそれぞれの行動や想いが見られるのでかなり重要っぽい。
「星屑」のフレーズがどういう風に生まれたのかが気になって原曲を聴いてみたけど

Right on down to the Ozdust Ballroom
Come on — follow me
You’ll be happy to be there …

: Dancing Through Life : http://www.wickedthemusical.com/

ってなってて、星屑は関係なさげ。和訳オリジナルなのか…
当然と言えば当然だけど、原曲原詞のほうが噛み合ってる。特にRight on down to the Ozdust Ballroomのところが。
Ozdustがスターダストにあたると思うけど、なんでそのままオズダストじゃないんだろ?
語呂?イメージ?もっと大事な和訳上の何か?
あー、星屑を持ってくるためにスターダストダンスホールにしたか、もしくはその逆方向?

ふーん、なるほどなるほど。これは私的に新しい発見だった。拙い英語力だけど、それでも原曲との違いをちまちまと探すのも楽しい。知らないことが多いってのは発見が多いってことでもあるから楽しいことだとも言える。まさしく、無知であることを「違う角度から見ている」だけさー。

ポピュラー (Popular)
今日もグリンダ様は面白かった。
「魅力なら」って一点を比較する時点でまだグリンダは成長の途上だな。
むしろ「その一点だけ」が拠り所になっているのだとしたら何かに気付き始めているってことだろうから、だいぶ成長しているってことなのかも。

私じゃない (I’m Not That Girl)
こことの対比でリプライズのグリンダのほうがより対比され強調され泣ける。
恐ろしい仕組みだ…

エメラルドシティ (One Short Day)
タイトルはどっちにしても歌詞の「One short day In the Emerald City」から。
四季版は「大嫌い!」も含めて、一部を除いて簡潔で分かりやすいタイトルになってるのが特徴かもしれない。
「ブティック 図書館 宮殿! ミュージアム!」 グリンダが華やかな物を指して、エルファバが知的な物を指すのも面白い。

センチメンタルマン (A Sentimental Man)
来たよ陛下タイム。陛下の外套がおしゃれで好き。特にバック。
やっぱり何度考えても解決しない部分があるけど、オリジナルの流れか原作を知れば変わるかもしれないと思い始めた。

自由を求めて (Defying Gravity)
この場合のGravityはやっぱり何通りかの意味で使われると思って良いのだろうか。
よく考えたら、「悪い魔法使い」の象徴的な黒い帽子とマントは両方グリンダからの贈り物っていう見せ方だったのか。
マントはその場にあったものではあるけど、届いた帽子だってあのデザインだったのはたまたまに過ぎないし、結局きっかけはグリンダってことなんだ。

魔法が迫る~この幸せ~ (Thank Goodness)
自分に言い聞かせるグリンダがちょっと切なくもある。

そしてネッサに会いに行く。ネッサとボックのすれ違いと悲劇っぷりが凄い。
でもこの時のネッサローズは凄く惹きつけられる。山本さんのネッサしか観たことがないので、他の方だとどうなのかわからないけど。
新しいネッサもデビューしたらしいのでまた観てみたいかも。

ワンダフル (Wonderful)
もう何回観てもここはわからない気がしてきた。なんとか違う方面から整理することにする。

ネッサが亡くなってから出会うふたりの場面のグリンダはブロードウェイのほうでも激しく杖を振り回してるみたい。沼尾さんより激しいくらいかも。USのサイトのVideo観たらブルース・リーかってくらい凛々しかった(笑)

私じゃない~リプライズ~ (I’m Not That Girl (reprise))
ここからの流れがそのまま繋がる「二人は永遠に」がポイントっぽい。
エルファバのときよりよほど深刻だわ。

二人は永遠に (As Long As You’re Mine)
フィエロはもうちょっと情熱的に見えると嬉しいかも。なんか北澤さんも岡田さんもどことなく淡白に見えてしまう。それでも好きだけど。
最後のふたりの会話、原曲だと「What is it? It’s just — for the first time, I feel wicked.」だ。
「I feel wicked.」って凄いな。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej2/80836/m0u/wicked/
この部分は素直に俗語の意味で使われるのだとしたら、この部分の重なる衝撃を感じられるのはオリジナルだけだ。
もしそういう仕掛けならば凄い!むしろ、そうであって欲しいくらい。UKもUSも同じ意味なのだろうか。気になる気になる。

闇に生きる (No Good Deed)
この曲自体は暗い雰囲気の中にあるけど、やっぱりエルファバの気持ちが詰まっていて好き。
見せ場でもあるんだろうな。

魔女を殺せ (March of The Witch Hunters)
ここはボックが酷いっ!って思っちゃうんだけど、それはネッサの言葉からだったりもするわけで、でもネッサも想いを寄せるが故だったりしそうだし、でも元々ボックが色々と言い切れないからって気もするし、色々とすれ違ってしまった結果って感じがする。

あなたを忘れない (For Good)
今回、この間よりも泣けてしまったような気が。やっぱり、言葉の意味とかをちゃんと考えてから観るとどっぷり感情移入してしまう。やっぱりこの曲の訳詞は結構好きかもしれない。

フィナーレ (Finale)
かかしフィエロは普通に歩いてた。
フィナーレはやっぱりグリンダの表情をしっかり見るべきかも。

以上。

あんまり関係ないけど、今ブロードウェイでWickedが上演されてるのがGershwin Theatreだよ。作曲家ジョージ・ガーシュウィンと作詞家アイラ・ガーシュウィンにちなんで命名されたシアター。クレイジー・フォー・ユーと意外なところでリンクしちゃった気分。

あと、USのウィキッドグッズが凄い。
The OzDust Boutique
Tシャツとかパーカーのうちの何種類かは日本でも売ってたかな、確か。でも日本じゃ売ってないのとかもある。
「Dancing Through Life Tank」とか面白い(笑) そのまま言うなら「人生を踊り明かせタンクトップ」! 「ポピュラーTシャツ」もあるよ(笑)
更にびっくりしたのがアクセサリー。「グリンダネックレス」とか売ってるもん。「エルファバイヤリング(ピアスのことらしい)」とか。普通に可愛いアクセサリーだけど。
日本でもゲーム関連ではお高いジュエリーが出たりしてるけど、ミュージカルではあまり大掛かりなアクセサリーの展開とかはまだ見たことがない。
もっとびっくりしたのが記念品(Souvenirs)。
香水とか謎の緑の液体とか(笑)
緑の液体のほうは何用なんだろう。ハンドソープなのか?
あとグリンダとエルファバのワンドが可愛い!何に使うのかって言われると辛いんだけど、可愛いのには変わりない。しかもスワロフスキー使用(笑) 大きさが具体的にわからないけどそこそこのお値段。送料(梱包料)が追加されることを考えるとそれなりの大きさなのかしら。
書籍とかブックマーカーとか、いくつかは日本でも売ってるアイテムだけど、日本では直接肌につけるものは概ね回避の方向なのかな。
エルファバメッセンジャーバッグはエメラルドシティのときにエルファバが持ってるバッグがモチーフ?もうちょっと小さくて日本で売ってたら買ってたかも(笑)

香水とかはもう決まったものを使ってるから買わないし、日本であんまりたくさん発売されるとつい買ってしまいそうで危険なんだけど、やっぱり色々あると見てるだけでも楽しいなー。

次のウィキッドは3月の1週目!
来週は京都に行って参ります。

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