人間になりたがった猫@全国 2回目

劇団四季 人間になりたがった猫 全国公演。
今年の夏にも見てるので2回目。DVDも間もなく発売です。

劇団四季 人間になりたがった猫 [DVD]

感想を書こうと思ったけど、目が異常にしょぼしょぼしてるのでまた明日にでも。きっと泣いたからコンタクトがダメなんだと思われる。
画像だけとりあえず貼っておく。

11月23日 人間になりたがった猫 キャストボード
11月23日 人間になりたがった猫 キャストボード

あと、搬入トラックを見かけたので撮影。
後ろの扉を開けたところに色んな演目のポスターが貼ってあるようでした。

人間になりたがった猫 搬入トラック
人間になりたがった猫 搬入トラック

ロビーでは劇団四季の2010年カレンダーも販売してました。55の写真もあってすごく心が揺れた!全ページ55ステップスだったら絶対買っちゃってたね。

今日も良かったです。前とはメインのキャストはほとんど変わってますが。
2回目だけど泣いてしまいました。

あと今日は帰り際に人間になりたがった猫の今日のホール用のポスターを配ってたのでゲット♪
いつもだと混雑が嫌でゆっくり帰るのですが、今日は兄たちについて早めに出て正解でした。もうちょっと遅かったらもうなかったかも。

細かい感想はまた明日あたりにでも。

11/26 追記
今日のキャスト

[pukiwiki]
|~役名|~キャスト|
|ステファヌス|石波 義人 (いしなみ よしと)|
|ライオネル|上川 一哉 (かみかわ かずや)|
|ジリアン|桑野 東萌 (くわの とも)|
|タドベリ|吉谷 昭雄 (よしや あきお)|
|トリバー|はにべ あゆみ (はにべ あゆみ)|
|スワガード|牧野 公昭 (まきの きみあき)|
|男性アンサンブル|平田 郁夫 (ひらた いくお)|
|~|北山 雄一郎 (きたやま ゆういちろう)|
|~|岩城 雄太 (いわき ゆうた)|
|~|酒井 良太 (さかい りょうた)|
|~|二見 隆介 (ふたみ りゅうすけ)|
|~|天野 誠 (あまの まこと)|
|~|佐藤 晃仁 (さとう てるひと)|
|女性アンサンブル|大場 沙耶 (おおば さや)|
|~|齋藤 舞 (さいとう まい)|
|~|合田 友紀 (ごうだ ゆき)|
|~|牧野 友紀 (まきの ゆき)|
|~|松尾 美惠子 (まつお みえこ)|
|~|高橋 あゆみ (たかはし あゆみ)|
|~|渡辺 由紀乃 (わたなべ ゆきの)|
|~|廣本 則子 (ひろもと のりこ)|
|~|勝田 理沙 (かつだ りさ)|
|~|齋藤 舞 (さいとう まい)|
[/pukiwiki]

今回は主要キャストはライオネルの上川さんとトリバーのはにべさん以外は皆さん初めて見る方でした。
アンサンブルは男性女性各2,3人は前と同じ方でした。

キャストの印象としては、ジリアンの桑野さんは前の小川さんのときよりも全体的にひとまわり大きい感じでした。
でも、桑野さんが大きいというよりは、小川さんが非常にコンパクトなのです。以前見たときはまだロビーでのお見送りがあった時で、その時小川さんと握手をした姉もあまりの細さにビックリしていて、今でも小川さんの話になると細くてビックリしたって話になることがあるくらいです。
強気で前向きな場面では桑野さん、ライオネルとの別れの切ない場面では小川さん、それぞれのジリアンどちらも印象に残っている場面があります。
動きは小川さんのほうがしなやかだったかな?でも桑野さんも硬いというわけではないし、指先や足先の流れるような動きに見とれてしまった場面もありました。
タドベリの吉谷さんは、渋谷さんよりちょっとスマートな感じがしたかな。でもどちらも笑いを取るところはしっかり楽しめました。
スワガードの牧野さんは、川原さんより少し細くて背が高い印象です。スワガードの見た目と言動のギャップを演出するのは川原さんのほうが効果大かもしれませんが、牧野さんのスワガードもバッチリ楽しめます。

今回は、前に見たときよりも客席のノリも良かった気がします。子供たちも大人たちも。前よりも笑いも大きかった気がするし、泣いてるらしき人も多かった気がするし、歌も歌ってる人が多かった。
今回が特別良かったというよりも、前に見たときのノリが微妙だったっていう可能性もあるけど。

シナリオ自体の感想としては前と同じです。
以前は、自分の中にあった考えに対してこの内容が正面からぶつかったために、それはもう凄い衝撃だったのですが、今回はさすがに最後まで知っているだけあって衝撃だけは薄れています。
でも今回は、この舞台を見ることで受け取ることができるメッセージと、自分の中にある感情との乖離でモヤモヤしたものが残っています。前はモヤモヤって感じではなかったので、恐らくは今の気分として自分の感情や考えのほうが強く出てしまっているのだと思います。だからメッセージを素直に飲み込めなくてちょっとモヤモヤとしてしまっているのではないかと。

人が殺されるような事件が多くニュースで見られる昨今は、世論的にも因果応報感情は高まりがちだと思いますが、それをたまには疑ってみたり、本当に正しいことなのか考えることは大切です。
実際に因果応報(たとえば、「人々を苦しめた人間は窮地において見捨てられたって仕方がないじゃないか」というような考え方)が必要か、正しいのか、ということは別にしても、それを一度は自分の頭でしっかり考えることに意味があると思います。
そしてその結果、因果応報が絶対に必要であるという結論になるならそれはそれで個人の考えであり主張なのですから、それで良いと思います。きちんとした論理などを組み立てた上での結論だと思うので。
でも何も考えずにただなんとなく流されるままというのはよろしくないです。

理想論的に考えると誰もが善人であることで負の因果応報は生まれないわけですが、これもまた以前の感想と同じく理想でしかなく、結局この理想に頼ってしまうと先のテーマの結論は出せないのですよね…
難しいです。もしも相手がいるならば、誰かとディベートしてみるのも良いかもしれません。

「人間になりたがった猫」は、こころの劇場として子供向けの内容ながら、本当は大人もしっかりと観るべきものなのだと思います。

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