盛花 ハイビスカスの実 他 / 生花 赤目柳 他
今日は土日の法事用に2瓶。
でもデジカメ借りるの忘れちゃったので、記事と画像は明日追加する。
今日の花材
盛花:
ハイビスカスの実
トルコキキョウ(薄緑?白?)
カーネーション
レザーファン
生花:
赤目柳
クジャク草
二輪菊
法事なので今日は床の間に生花といつもの場所に盛花を準備。
いつも法事のときは適当な花材を使って、昔の記憶を頼りに活けてたので、それと比べると今年は気分もスッキリしました。
先生にお願いして2瓶とも指導していただいたので。
ただ、画像は1日経ってからの撮影で、時間がなくて慌てて撮ったのでちょっと枝の角度なんかがズレてしまってたり、草系が少し元気がなくなってきていたりします…
盛花は花材にハイビスカスの実という今まで見たことすらないものを使わせていただきました。
一瞬、向きと色を間違えたほおずきのようにも見えますが、中は空洞ではありません。ここから種がとれるらしいですが、育てるのは温室でも用意しないとこの辺りでは難しいんだろうなぁとか。その前に、三日坊主になってしまうと思うので育てられる気もしませんが。
ハイビスカスの花もとても華やかで南国の空気を感じさせてくれますが、実を使うと枝の赤も手伝って、とても印象的になります。
トルコキキョウは、一応白みたいなんですが、薄い緑のような印象でした。花が開く前だとさらに緑っぽい印象です。
花が開いてからは幾重にも重なる花弁がとても綺麗で華やかです。
つぼみはつぼみで、開く前の花弁の端が螺旋のようにクルクルしててとても可愛らしいです。
レザーファンはシダのような感じの葉です。
茎は細めですが、葉は結構しっかりしていて硬めです。
小さな葉だけを見ると山椒の葉にも似ている気がします。
今回使ったものは、曲がって成長していて、とても特徴的でした。
こういう辺りは、その花材をどう使うと最も生きるのか、を考えるポイントにもなりました。
もう1瓶の生花は赤目柳がとてもおもしろかった。
新風体です。
何せためやすいのでぐねぐねできるし。生花だとあんまりぐねぐねしちゃいけないみたいですが。
左横から見ると、まぁいつもの感じですかね。
でもクジャク草の使い方がなんだかとても新鮮に感じて、今日の形はとても好きです。
物事に斬新さではなく新鮮さを感じるのは初心者や経験が浅いとき独特のもので、今しかわからない感覚だろうと思いますが、いつでも何でも形に収めることは大事だけど、とらわれ過ぎてもいけないと感じます。
二輪菊は1本の茎に2本の花がつきます。生花ではとても使いやすい感じかも。でも7本で花を落とさず活けると14個の花になるわけで、ちょっと扱いが難しそうな気もしました。
つぼみの間は外側やがくの近くの深い赤が目にとまりますが、花が開くに従って段々黄色が印象的でグッと華やかになります。
そして赤目柳。
赤目柳は、太陽の光がよく当たったほうが赤くなり、あまり当たらなかったほうは緑色とのこと。
陰陽を強く意識して活ける場合はその辺りも考える必要がありそうです。
今はまだ細い枝という印象が強いですが、芽の皮がとれると銀色の猫目柳のような眼が見られます。そうなった赤目柳を猫目柳と呼ぶとか、これとはまた猫目柳という柳が別にあるとか、色々あってどっちなのかわかりませんでした。
今の季節でも火であぶることによって芽の皮を剥ぎ、銀色の芽にもできるようですが、今日は陽を正面に使い、芽は自然のままとしました。